全国に400拠点もある福山通運ってどんな会社?

全国に400拠点もある福山通運ってどんな会社?

福山通運を調査

福山通運の強みを調査!

全国に400拠点

福山通運の強みは、その拠点数の多さです。全国に400もの拠点を保有しており、それによって様々な顧客のニーズに合わせた最適な輸送サービスを提供できる体制が整っていることです。日本国民なら誰しもがどこかの道路で福山通運のトラックを見たことが1度はあるのではないでしょうか?

通関業の免許のある事業所が16ヶ所

全国に16ヶ所の通関業の免許を受けた事業所を設けており、日本に発着する貨物の輸出入通関サービスの提供も行っており、海外との物流も盤石です。

福山通運の沿革を調査!

福山通運は、1948年9月に設立された福山貨物運送株式会社に源流を持ちます。当時の事業は、区域(貸切便)事業でした。1950年には笠岡市~大阪市間の特別積合せ(定期便)事業を開始しました。そして、同年8月福山通運株式会社に商号を改称し、現在の名称となっています。10年後の1960年には、大阪市~東京都間の特別積合せ事業を開始しています。

1986年には国際航空貨物の取扱業務を開始し、事業の幅を広げます。2002年には、株式会社韓進と国際貨物分野で業務提携するなどして国際的な分野にも手を広げています。

物流以外にもボウリング場経営など異業種も!

会社としてはボウリング場を経営するなど、異業種にも手を伸ばしていて、ボウリング最盛期にはにぎわっていたようですが、今は下火になっているようです。

社長の小丸成洋さん

現在、代表取締役社長の小丸成洋は、広島県福山市出身の人物です。日本大学生産工学部管理工学科卒業後、1974年に福山通運に入社しました。入社後は運行管理部長、福山北支店長などを務めており、1989年に取締役、1997年6月に代表取締役社長となりました。本業以外では福山通運関連会社の代表取締役や、NHK経営委員会委員長などを歴任しており、また日本交通心理学会会員として、「知っておきたいドライバー心理の落とし穴」や「ハンドルを持つあなたへ―育て養う安全の心」といった書籍を出版するなどして交通安全関係の研究・著作活動も行っています。

NHK経営委員長に就任

NHKとも関係があり、富士フイルムの幹部だった古森重隆の後任としてNHK経営委員長に就任しています。2010年暮れ以降、高齢であることを理由に退任することを決めていた福地茂雄の後任となる会長の選任を巡って、いろいろな問題を引き起こしてしまいました。

委員長を辞任

この件については、本人も、人選の進め方にも言及し「選択の方法が間違っていた」と認めているようです。結局、松本正之氏を後任に据えたことを契機として、会長人事を巡る混乱の責任をとる形で委員長を辞任するとともに政府に対しても経営委員自体の辞表を提出することとなりました。